フレイル:加齢と共に、心身の活力(例えば筋力や認知機能など)が低下し、生活機能障害、要介護状態、そして死亡などの危険性が高くなった状態
加齢に伴う変化
・食欲の低下
・活動量の低下(社会交流の減少)
・筋力低下
・認知機能低下
・多くの病気をかかえている
危険な加齢の徴候(老年症候群)
・低栄養
・転倒、サルコペニア
・尿失禁
・軽度認知障害(MCI)
フレイルの多面性
・閉じこもり、変色
・低栄養、転倒の増加、口腔機能低下
・意欲・判断力や認知機能低下、うつ
高齢者においては生理的予備能が少しずつ低下し、恒常性が失われていく。 健常な状態から要介護状態に突然移行することは、脳卒中などのケースでみられるが、今後 人口増加が見込まれる後期高齢者(75 歳以上)の多くの場合、“Frailty”という中間的な段 階を経て、徐々に要介護状態に陥ると考えられている。
参考文献:
第14回日本認知症学会教育セミナーテキスト:「認知症と社会制度~介護、リハを含む」 遠藤英俊