一次性労作性頭痛は運動時などに急におこる激しい頭痛で、症状からはクモ膜下出血と区別できないことがしばしばあります。痛みは強いですが、一次性労作性頭痛は命にかかわることのない良性の頭痛である。
運動(重量挙げ・ランニング・水泳など)によって誘発される頭痛である。
特に熱い気候や高地でおこりやすい。
鑑別はくも膜下出血と動脈解離。
国際頭痛学会診断基準
A. BおよびCを満たす拍動性頭痛
B. 5~48時間持続する
C. 身体的な労作中または労作後にのみ誘発されて起こる
D. その他の疾患によらない。
治療薬物
Indomethasin (インフリー)が効果的なことが多い
エルゴタミン、インデラル、インダシンの前投与で予防できる ことがある
労作性頭痛、群発頭痛の特徴を持ち、ごく軽度の副鼻腔炎が合併している頭痛ですので、三者の治療を行います。