パニック障害

パニック障害は、ある日突然、めまい、心悸亢進、呼吸困難といったいろいろな症状とともに激しい不安が発作的に起こる病気です。医師の診断を受けても身体的にはどこも異常なところは発見されません。
この症状は決して珍しいものではなく、日本でも、ストレス社会を反映して、この様な不安障害にかかる人が多くなっています。パニック障害は100人に1人ぐらいの割合で起こると言われている病気です。発症年齢は男性では25歳から30歳位にピ-クがあり、女性では35歳前後の発病が最も多くみられると言われています。
パニック障害の本態は脳内の不安に関与する神経系の機能異常です。

パニック障害の主な症状
 ・心臓がドキドキする ・汗をかく ・身体や手足の震え
 ・呼吸が早くなる、息苦しい ・息が詰まる ・胸の痛みまたは不快感
 ・吐き気、腹部のいやな感じ ・めまい、頭が軽くなる、ふらつき
 ・非現実感、自分が自分でない感じ ・常軌を逸する、狂うという心配
 ・死ぬのではないかと恐れる ・しびれやうずき感 ・寒気または、ほてり

 パニック障害の恐怖
上にあげたような症状に襲われ、動けなくなったり、倒れたり、救急車で運ばれるなどの経験をすると「また発作が起こるのではないか」という恐怖感や不安感(予期不安)に悩まされる事になります。そうするとその不安が元でまた発作が起こるなどといった悪循環に陥ってしまいます。

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