パーキンソン病同様のレビー小体(神経細胞質内の封入体)が大脳皮質細胞にも顕著に出現して起こる認知症。
アルツハイマー型認知症に次いで多い(10~20%)。
初期には記憶障害は目立たず、幻覚(具現性のある幻視 > 幻聴・幻臭・体性幻覚)・妄想(系統的)・抑うつ状態・睡眠異常(レム睡眠行動障害RBD)・パーキンソン症状(特発性で全身的・動作~姿勢性振戦も有り)・意識(覚醒)注意認知の変動(動揺性)が特徴的。
薬剤過敏性(特に抗精神病薬・抗不安薬・睡眠薬に対し、具合が悪くなる。)が有るので、通常開始量の1/4~1/2量程度から検討する。
治療薬は担当医に相談を(一般にはアリセプト・抑肝散・塩酸アマンタジン以外のパーキンソン治療薬等使用)。
自律神経障害が顕著で、便秘・起立性失神等、他に突然死(心肺機能障害想定)がある。