年を取れば体力が低下するように誰でも物忘れしやすくなります。
これは加齢に伴う記憶力の低下です。
しかし、以下のようなことがあればすぐに病院で検査をしましょう。
【放置してはいけない物忘れ】
・食事を食べたかどうかを忘れてしまう
(食事内容ではなく行為そのものを忘れる)
・買物に出かけたら、自分の家に戻れなくなった
・家族の名前を忘れてしまう
・物忘れが急に進んだ。(月単位より短い期間)
・物忘れがひどくなり、日常生活に困っている
(金銭管理ができない、「あれ・それ」が多くて会話が成り立たない)
・鍋を焦がす、風呂を沸かしていたのを忘れる、財布をなくすような事が多くなった。
以上は物忘れではなく、認知症です。
認知症は放置すると、御本人だけではなく家族や社会に対して問題を起すことが多くあります。
また、治療すると症状が改善する認知症もあります。
(特発性水頭症、慢性硬膜下血腫、脳腫瘍、甲状腺機能低下症など)
御家族で気になる方がいれば、御一緒に来院して下さい。
一度頭の検査をお勧めします。